SpeeZ

リアル産業DX領域における、不動産DXの事業(不動産テック領域)について

デジタルトランスフォーメーション(DX)事業本部は、デジタルシフトが進んでいない不動産やリフォーム、介護など様々な業界において、データの力でリアル産業の進化に取り組んでいます。

昨今DXを推進している企業は、SaaSを提供し、現在あるプロセスをIT化することで生産性を向上させているのが一般的ですが、Speeeのリアル産業におけるDXは、部分最適化ではなく、さらにインパクトの大きなバリューチェーン全体の変革を行っています。

例えば、社内の紙管理をデータベース化しビジネスチャンスを拡大していくといった1サービスの場合、このSaaSを導入した個別企業のデータをIT化したのみとなるため、業界全体や社会全体への影響度は高くありません。我々は、個別企業の内部プロセス全体に渡って入り込み、生産性を向上させ、最終的には業界全体を変革しようと考えています。

不動産DXの事業について


Speeeがまず参入したのは不動産領域。「イエウール」「すまいステップ」「おうちの語り部」「Housii(ハウシー)」などいくつものサービスを展開しています。

このように紹介すると「不動産ビジネスをしているのですね」と言われることが多いですが、ドメインを限定しているわけではありません。最初に不動産領域に課題を発見したため、オンライン上で不動産売却を支援する「イエウール」のサービスを2014年に開始しました。そこからいくつものサービスが派生して誕生しています。

業界課題と目指す姿


現在、不動産業界には根深い課題がたくさんあります。 例えば、不動産の購入や売却というのは人生で何度も経験するものではないため、ユーザーのリテラシーもなかなか上がらずにできてしまう、不動産企業との情報格差。また、大手企業による寡占化も進んでおり、中小企業だけでは敵うことができない状況です。
そこで、業界No.1のイエウールをはじめとした不動産領域の事業では、中小企業を束ねてサービスのネット化を支援し、ネット上の仮想的な不動産サービス会社としてユーザーの新しい顧客体験を作っています。

強固な企業とリレーション、データを活用したオペレーショナルエクセレンスなどを活用し実現することが可能です。

不動産DXのサービス・組織について


不動産DX領域では、営業・マーケティング・開発・経営企画・人事・経理など会社経営に必要な機能のほとんどをビジネスユニットごとに組織しており、1つの会社、組織体のようになっています。 現在は事業プロダクトごとにわかれており、4つのビジネスユニットで構成されています。

イエウール
事業概要
イエウールは、「デジタルで快適な売却体験を提供する」というビジョンを掲げ、一戸建てやマンション、土地など、あらゆる不動産売却を考えている方と、1,600社を超える不動産会社をつなぐマッチングサービスです。

最先端のテクノロジーを用いた独自のマッチングアルゴリズムと、独自データを蓄積・解析・学習するエンタープライズITによりユーザーに良質な不動産売却サービスを届けており、不動産売却の課題を解決し、中古不動産市場の拡大に貢献しています。
現在、東京商工リサーチが実施した「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」において、利用者数、提携不動産会社数、エリアカバー率の3部門全てにおいて7社中1位となり、業界NO.1サービスとなりました。

イエウールは、私たちが不動産売却における社会インフラを作ることでユーザーの顧客体験を良くしていくことを目指しています。
ただのマッチングサービスや業務プロセスを最適化するためのSaaSを開発するだけではありません。人々がより良い暮らしを一日でも早く実現できるよう、ユーザーと不動産会社の距離を無くすことが使命だと考えています。

組織について
多機能多職種な組織なため、保有するスキルセットやキャラクターは多様ではありますが、共通しているのは、目的志向であり愚直にやれる方が多く活躍しています。
現在、一つのチームでサービス提供が完結することはなく、複数の部門がそれぞれの役割を果たして一つのサービスを形成しています。各々自身のミッションに真摯に取り組んでいただくことで、全体最適な事業づくりを実現しています。

すまいステップ
事業概要
すまいステップは、不動産売却を検討している方へ厳選した優良企業のみをご紹介する不動産売却一括査定サービスで、イエウールの姉妹サイトとして2020年に誕生しました。不動産会社一括見積査定サービスは複数ありますが、すまいステップでは、不動産会社の加盟基準みたいなものを明確に設けています。

現在は販売実績の高い不動産会社に多数ご参画いただき、より良い不動産会社や担当者にユーザーが出会え、実際の紹介と近い体験をしていただくことが可能です。

組織について
新規セールス、CS、コンテンツマーケター、アライアンス、プロモーション、開発、PdM、バックオフィスなど多岐にわたるポジションが連携しながら、新たな機能や部内プロジェクトを推進しています。
まだ新しい組織ということもあり、基本ボトムアップで仕組みを考えたり、サービスの価値を高めるための施策を発案したり、全員で試行錯誤しながら事業を作っています。
土地活用
事業概要
イエウール土地活用は、ハウスメーカーや建築会社・管理会社から土地活用プランを取り寄せられるほか、土地活用のノウハウや活用方法についての記事で情報収集も行うことができるサービスです。
最適な土地活用方法を検討するための情報が流通しておらず、十分な情報を得られずに土地活用を進めてしまうといった、土地オーナー様の悩みに寄り添い、解決できるような情報を提供しています。

組織について
サービス開始は2021年4月。まだ新しい組織、プロダクトのため、組織は全員が自走しているスモールチームで運営しています。
また、各領域が価値KPIを担っており、ボトムアップで事業を推進しています。
Housii
事業概要
Housiiは不動産会社から直接、物件情報を受け取ることができる、完全会員制の家探しサービスです。
他業界で同様のビジネスモデルとしては、CMなどでも有名な、某会員制で非公開のスカウティング・紹介人材サービスなどを想像いただけるとイメージが付くかもしれません。
まだ条件が具体的に定まっていないため、相談しながら物件探しをしたい方や、こだわりの希望条件に合った物件提案をして欲しい方など、既存のWebサービスでは応えられない悩みに応えるため、不動産のプロになんでも相談ができるコミュニケーションプラットフォームとして、2022年4月に正式リリースとなりました。

組織について
現在のチームは、営業やマーケティング、開発などの少数精鋭。現在はエンジニアやPdMなど開発部門が多くスピード感をもってプロダクト開発を行っているフェーズです。

引き続き我々は、今はまだその恩恵を受けづらい領域に対する価値提供によって、エンドユーザーから事業者まで誰もがデジタル化の恩恵を受けられる、「DXの民主化」が実現された世の中を目指してまいります。