SpeeZ

強い組織づくりの軸となる、Speeeカルチャーとは

Speeeでは働く社員の共通の価値観として、15のSpeeeカルチャーを掲げています。2023年で創業16年目になりますが、Speeeカルチャーは創業2期目から受け継がれています。Speeeでは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」というミッションを実現し、より事業を拡大していくために強い組織作りにも取り組んできました。その強い組織作りの軸ともいえるのがSpeeeカルチャーなのです。

Speeeカルチャーに迫る

Speeeカルチャーは事業や組織、個人の成長においてあるべき姿を言語化したものです。また、企業成長や個人成長の方針を決める上での行動指針にもなっています。Speeeカルチャーには15個の項目があり、その中から2つのカルチャーを具体的にご紹介します。

素直・謙虚・率直

このカルチャーはマネージャーや事業責任者などの立場の社員であっても特に大切にしているカルチャーの一つです。思い上がることなく常に素直で謙虚であることが、個の成長につながり、その成長が部下からの信頼を集めています。

ある事業部長の社内日報:素直謙虚率直について
他部署への尊重、感謝

部署を超えて感謝の気持ちをもつというカルチャーです。例えば、営業など前線にいる部署から、法務や経理など組織を裏で支える部門へ、部署や役割を超えてお互いを尊重し、感謝しあう姿も多く見受けられます。
また、Speeecial Thanks(通称スペサン)という、全社員が見ることができるメッセージとして、日々の感謝を匿名投稿することができる仕組みもあります。Speeecial Thanksは年間2600件ほどの投稿があり、部署を超えて感謝を示す土壌ができています。

Speeecial Thanksでの他部署間の感謝

カルチャーを浸透させるためのしかけ

こういった文化やカルチャーは制定するだけでは形骸化していきます。そこで、Speeeでは、カルチャーを浸透させるためのしかけづくりにもこだわって取り組んできました。

朝会でのカルチャー発表

各部署ごとに行われる朝会では、発表者が自分なりのカルチャーの解釈と体現している人を発表します。発表者は、発表するカルチャーについて再度深く考え、聞いている人たちは体現している人の姿勢を学び、賞賛する機会になっています。

例えば、「脱・受け身」というカルチャーを発表することになった場合、発表者は「自分の責任領域を広げ、成長するために積極的な姿勢で仕事に取り組む」とはどういう姿勢なのか、自分なりに解釈し、定義します。そして、一緒に仕事をしている中で、その姿勢を感じられた人を、カルチャーの体現者として指名します。
朝会の発表によって、発表を聞いているメンバーは、体現者の姿勢をどのように取り入れるかを考えることができ、自分の成長に生かせるようになっています。

総会でSpeeeカルチャーを体現している人に贈られる「Speeeカルチャー賞」

また、年に一度全社で行われるイベントの総会で表彰される賞の中には「Speeeカルチャー賞」という賞も設けられています。年間のカルチャー体現者の中から、最も体現していると考えられる人が選出されます。仕事の中でカルチャーをどのように体現し、事業に貢献しているのかを知ることで、カルチャーの体現と個人成長・事業成長が結びつくことを体感できる場になっています

Speeeカルチャー賞受賞者の振り返り動画から抜粋

ー カルチャー賞を受賞してどう思いましたか?
Speeeカルチャー賞受賞者のSさん:
元々入社してから全然成果が出なかった中、自分なりに模索しながら仕事に向き合っていたのですが、その中でも「他部署への尊重、感謝」など誰よりもカルチャーを意識していた自負がありました。そんなときに、カルチャー賞として評価されたことは本当に嬉しかったですね。
それまでは理屈としてカルチャーは大事なものだと理解はしていたのですが、「カルチャーをちゃんと意識できていたから成果を出すことができたんだな」と腑に落ちて確信に変わった、というのが自分の中で大きい変化だったように思います。

半期 振り返り面談

半期に一回、上司と振り返り面談をする項目の中のひとつに「360度評価」というものがあります。これは上長以外のメンバーから匿名で第三者視点のフィードバックをもらうことができるもので、Speeeカルチャーに沿ってフィードバックされます。そのため、自分自身が第三者から見てどのカルチャーを体現できていたのかを知ることができます。

複数あるカルチャーの中から体現できているものを選択し具体のコメントをFB

目標設定や評価のタイミング以外にも、「この行動はカルチャーに即した行動だろうか」と内省したり、周りとコミュニケーションをとったりする際に使用され、成長のために普段から立ち返るものとして活用されています。

このようにSpeeeでは、カルチャーを形骸化させないためのさまざまな制度設計にも力を入れています。

強い組織づくりのためのカルチャーの役割とは

組織の共通の価値観として、どのような考え方で個人・組織・事業を成長させるべきか、言語化をしたものがSpeeeカルチャーです。

Speeeがここまでカルチャーを大事しているのには深い理由があります。

それは、Speeeが実現したいことをやりきれるかどうかは、「どのような組織があって、どのような人がいるか」にかかっていると考えているからです。

どんなに社会を大きく変えることができる事業プランを立案したとしても、実行するのは人であり、チームです。良いサービスを展開し、事業を伸ばしていくために、良い仲間、良い文化、良い組織が重要だと考え、組織づくりにも力を入れているのです。

しかし、カルチャーはあくまで共通の価値観として掲げられているものであり、社員に強制したり押し付けたりするものではありません。Speeeにはカルチャーに共感する人が集まっているからこそ、カルチャーが共通の価値観として存在できているのです。

また、社員のバックグラウンドや働き方は様々で、多種多様な社員がいます。多様なバックグラウンドの人が集まることで、様々な視点が生まれ、今まで解決できなかったことを解決することができると考えています。その一方、多様な考え方を持った人たちが、同じベクトルを向いて一点突破するために必要なことが組織の文化やカルチャーだと考えています。

組織づくりは、完成することはなく、これからも必要不可欠なことで、社員全員が参加してやっていくものです。だからこそ、一緒にこの組織文化を進化させていく仲間をSpeeeは求めています。

周年イベントにて
Appendix

カルチャー一覧
speee.jp
Speeeのヒストリーについて
speee.jp
CEO大塚目線で記載した、全社総会について
ceo-blog.speee.jp


※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。