SpeeZ

10年目のセールスが、カオスな新規事業の最前線で信頼され続ける理由【営業部門初のMIP受賞】

キャリアアップ=転職。そんな風潮が当たり前になって久しい昨今。「一つの会社で長く働くこと」は、むしろ最強の生存戦略になるのかもしれません。

18期Speeeの全社総会にて、MVPと並ぶ賞、「MIP(Most Irreplaceable Player)」を受賞したのは、喜舎場 大伍(きしゃば だいご)さん。

イエウールの営業として入社し、14期四半期全社MVPを受賞。それ以降も事業部月間MVPを複数回受賞するなどイエウールで成果を創出した後、3年前から新規事業「Housii(ハウシー)」に異動した、入社10年目のセールスです。今回は「Housii」で組織の要として、縦横無尽の活躍が評価された受賞でした。


四半期MVP受賞からMIP受賞にいたるまでの、喜舎場さんの思考や仕事への向き合い方についてインタビューしました。

MIP(Most Irreplaceable Player)について

Speeeでは創業来から継続して表彰式・総会を行っています。
特徴的な賞の一つが、今回喜舎場さんの受賞したMIP。事業や組織にとって本当に欠かせない存在の方を表彰するものです。MVPのような決められた期間での華々しい活躍とは少し異なり、持続的に組織を牽引したり、信頼できる仕事を継続することで事業を引っ張るなど、縁の下の力持ちとして持続的に活躍されている方にスポットライトを当てるため、MVPと同格の賞として表彰しています。


承認欲求から始まった四半期MVP獲得と、想定外のMIP受賞

―― 喜舎場さんは以前、既存事業の『イエウール』にいたとき、全社四半期MVPを獲得されていますよね。当時を振り返ると、どのような状況だったのでしょうか?
イエウールでは、教えるのが好きだったのでアルバイトや派遣社員の教育を任されたことがあるのですが、メンバーが辞めてしまうなど、全然うまくいかない時期があったんです。まずはプレーヤーとして成果をあげることでチームに貢献しようと、MVPを狙うことにしたんです。あと、「会社から表彰されたいな」という承認欲求もありましたね。

じゃあMVPを狙うためにはどうしたらいいか?と考えたとき、「人の1.5倍、数字を継続して出し続けていたら獲れるんじゃないか」と仮説を立てました。当時は電話提案がメインだったので、まずは架電量を増やし、商談の準備として「この課題にはこの提案」という仮説を毎週50個作り続けました。同僚や上司の時間を取りすぎずに自分のトーク力をあげるために、自分の商談動画を見返して自分でフィードバックも行うセルフロープレを編み出して、毎日実施など、やれること全部をやり続けました。
だからこそ、あの四半期MVP受賞は「ようやく獲れた!」という達成感が強かったです。

――MIP受賞した時は、また違いそうですね。
本当に、まったく予想していなかったんです!今回のMIP受賞は、まさか自分が!という気持ちで溢れました。ただ、上司コメントや受賞理由を聞いているうちに感極まってきて…。
周囲が想像以上に成果へのプロセスや組織成長への貢献を見てくれていることを実感しました。自分以上に周囲が評価してくれていたことに気づくなど、周りからもらうものが多かった受賞でしたね。


カオスな新規事業へ異動して気づいた視座の変化

―― 3年前に、新規事業『Housii(ハウシー)』のセールスとして異動されたかと思うのですが、異動のきっかけはなんだったのでしょうか?
座席が近かったこともあり、人員も組織体制もまだまだ伸びしろがいっぱいある、くらいの認識は持っていました。そんなある日、事業責任者の押田さんから、突然声をかけてもらったんです。
「喜舎場さん、世直ししましょう。」
今の業界の状況やユーザーの抱える課題、それをHousiiがどう直していくのかビジョンを共有してくれたんです。その場で「面白そうですね、やります」と答えました。
新しいことに携わるチャンスだと思いましたし、当時は挨拶する程度だった押田さんから声を掛けられたのも自分のこれまでの努力が認められたようで嬉しかったです。何より不確定要素が多くて楽しそうだなと。

ーー前向きな異動だったんですね。実際、異動してみてどうでしたか?
これが面白いんですよ。イエウールと違っていい意味で整っていないからこそ、営業は営業で完結せず、開発やマーケの人とのコミュニケーションが増えて、今までと違った刺激を受けることが増えました。

例えば、マーケの人たちが話す「損益分岐点」や「集客のCPA」など、新規事業だからこそシビアにとらえる数字に触れることで自分の世界が広がっていく感覚を覚えました。
また、開発やマーケの人たちに現場の生の声を届けられるのは自分たち営業です。営業からリクエストを直接開発に渡すときもありますし、マーケが担う仕事に必要な情報のキャッチアップと共有も、積極的にするようにしています。

イエウールでは各社ごとに課題に向き合い、解決していく力がつきました。Housiiでは全体を俯瞰して、顧客とのアポ率をどう上げて、解約率をどう下げるかを検証していく時期だからこそ、具体と抽象を行ったり来たりして、マーケや開発の話も取り込みながら一丸となって成果を追求するよう力がついてきたように思います。


30代後半の今、Speeeという環境を選ぶ理由

――喜舎場さんは現在30代後半で二児の父ですよね。Speeeの年収や待遇、ワーク・ライフ・バランスなどについてはどう感じていますか?
うーん、年収は会社があげてくれるならいつでもウェルカムです!笑
半分冗談はおいておくとして…、わかりやすいワーク・ライフ・バランスの話からすると、2人目の子どもが生まれたタイミングで1ヶ月半の育児休暇を取りたいと相談したら、僕が抜ける期間、どうやって穴を埋めるか、次は誰がいつ取るか、組織も上司も嫌な顔ひとつせず、自然とカバーする方向に動いてくれました。

また、キャリアに焦点を当てると、僕自身は30代、どこに身を置くかも大事にしたいんです。そのうえで「今は、密度の高い環境で切磋琢磨し、人的資本・社会資本※を築くフェーズ」だと捉えています。父として家族を養うためだけじゃなく、僕自身が仕事での満足感は妥協したくないなと。
※人的資本は個人のスキル・知識・経験指し、社会資本は信用/評判・ネットワーク・友人/家族関係を指す(『人生の経営戦略』 山口周著より抜粋)

4年前MVPを獲ったときも「まだまだ周りにすごい人がいる」と思っていたのですが、それは今も変わらなくて。Speeeは仕事にまっすぐ向き合って努力する本当に気の良い人がたくさんいて、年上からも年下からも吸収できるんですよ。
年収と比べるとわかりづらいですが、難度の高い領域で真剣に仕事に向き合う人たちと、人生の資産を構築できる場所はなかなかレアじゃないでしょうか。

今すぐにこの経験値を使って、年収を上げる方法もあると思っています。本当にどうしても年収をあげたくなったら、そういうルートもあると思いますが、今はまだ使うタイミングじゃないですね。

「前向きさ」という技術をいま身につけている重要性

―― 上長からの受賞コメントに、「腐らずに『自分にできることは何か』と問い続けた末に手に入れたその前向きさは、技術だ」という言葉がありました。ご自身ではどう捉えていますか?
「技術」と言われると照れますが、確かに意識的にやっていることかもしれません。
不満や「できない理由」を並べるのは簡単なんですよ。でも、それじゃ成果は出ないし、誰も評価してくれない。だから、「今の数字はこれだ。じゃあ、ここからどうする?」と、思考を切り替えるしかないんです。

物事の良い側面を見つけ、どうすれば前に進めるかだけを考える。これは、成果を出し続けるために身につけた僕なりの処世術だったのかもしれません。
それから、Speeeのカルチャーである「素直・謙虚・率直」は、年齢を重ねるほど大事だと思っています。同年代の人はわかると思うんですが、年下や他職種からのフィードバックって、めちゃくちゃ貴重なんですよ。

変なプライドが邪魔して耳を塞いでしまったら成長は止まるし、新しいチャンスも来なくなる。それが一番怖いことだから、どんな意見も「ありがたい」と思って受け止めるようにしています。
Speeeのメンバーは年齢が一回り離れていても、言った方がいいと判断したら率直に言ってくれるので「気づいたらアドバイスをもらえない年上」になりづらい環境というのも大きいです。おかげで、自分がSpeeeに入った当初や今も尊敬している人たちと比較すると、「10年目、まだまだ伸びしろあるな〜」と思えるんですよね。