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「泥臭く向き合い続け、信頼関係を築く」—―UZOUのSupplyシニアコンサルタントとして目指す未来

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仲本 翔太 マーケティングインテリジェンス事業本部 UZOU事業部 Supplyグループ

大学卒業後、2013年 大手印刷会社に新卒で入社。2018年、さらに大きな成長環境を求めSpeeeへジョイン。
UZOU事業部に配属後、アカウントプランナーとして広告のリクルーティング及び分析・運用業務を経験。その後、Supplyシニアコンサルタントとしてメディアのマネタイズ支援に従事。
Supplyシニアコンサルタントとしては、目標対比 400%強の達成という歴代最高記録を樹立。圧倒的な成果が評価され、全社のAwardsにて部門のMVPを受賞した後、全社の年間総合MVPも受賞。

大手印刷会社で5年―もっと踏み込んで事業に携わりたい、力をつけたいと考えSpeeeへ

学生時代からお客様の課題解決に携わる仕事がしたいと思っていて、さまざまな商材をマルチに扱うことができると感じた、大手印刷会社に就職しました。目の前の仕事をこなすことに必死ながらも、充実して居心地のよい環境でした。

しかし、仕事にも慣れて将来のことを漠然と考えたとき、企業名という看板がなければ何もできないこと、自分自身が会社・事業に携わっている実感がなく一歯車でしかないと感じました。「10年後自分は何をやっていたいのか、やりたいことが見つかったときに実現できる力はあるのか」と、自分のキャリアを考えるようになりました。

社会人6年目、28歳。もっとスピード感をもって成長し、事業を推進させることに携わっていきたいと考え、転職を決意しました。
未経験・他業種に転職するには少し遅いタイミングなのでは‥と焦っている部分もあったのも事実です。いかに最短で、自分の努力を自己成長に転換できるかの転換率を考えた際、ベンチャーながらも一定環境が整っている方が今の自分には合っているのでは、と考えていました。

そこで出会ったのがSpeeeでした。面接で、役員の本多に「無人島でゼロから頑張っていくのと、設備が整った場所でやっていくのは自分にどちらが合うと思う?」と聞かれたんです。Speeeは、ベンチャーではあるけども何もないわけではない。優秀な人がいて、ビジネスの基本があり、複数事業を次々と立ち上げることができています。私は、ビジネスにおける型や正しいフォームを習得しながら新しい挑戦ができる方が合っているなと思いSpeeeに入社しました。泥臭く数をこなせる自信だけはあったので、「データを元にロジックを立て、ビジネスの基本を身に付け、実行する」というところまで早い段階で持っていければ、自分のキャリアも巻き返せるのではないかと思いました。

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Supplyコンサルタントとして信頼していただきたい一心で、メディア様と向き合う

入社後はネイティブアドプラットフォームであるUZOUのDemand担当として従事した後、Supplyチームに異動に。クライアントのWEBメディアの収益改善や回遊性改善支援などを行っています。

やりたい仕事は自分で掴まなければいけないし、クライアントも自分で開拓していかなきゃいけないという意識が強く、半年間は新規架電を徹底していました。たとえ導入していただけなくても、情報交換も兼ねて毎月電話を入れることで、担当の方とのコミュニケーション量を増やし、信頼を構築していくことが重要だと考えていました。

例えば、競合のプロダクトを導入していてなかなかUZOUの導入余地がなかった大手メディア様でも、電話を重ねるうちに「導入はしないと思うけどそれでも良いのであれば話聞きます」と、提案の機会をいただくことができました。そして提案後には、複数メディアある内の1つのメディアの、1番売り上げの低い枠から試していただけたことがありました。

導入後は、配信実績を分析し、定量データや配信広告の傾向の定性データも考慮した上で、今後の収益性向上の施策提案を行いました。CPMだけでなく、回遊性を上げるための施策提案や、アルゴリズムの最適化など細かい運用、デザインの提案も行い、着実にメディア様の収益をあげることができたと思っています。また、メディア様が他の施策などにも使えるような、業界の幅広い情報もシェアできるように心がけていました。

そうやって少しずつ成果を出していくことで、1年後には主要メディアすべてにUZOUを導入いただき、1年半後にはすべてのメディアの1番いい枠に入れてもらうことができました。新しいメディアを立ち上げたときに「いつも頑張ってくれてるからまずは仲本さんに連絡しました」と言っていただけたのは、純粋に嬉しかったですね。今では、ちょっと悩んでるんだけど…とフランクに連絡をいただいています。本当にありがたいです。

後発で参入している事業だからこそ、泥臭く新規を開拓していくこと、そしてしっかりとメディア様の成果に向き合い続け、信頼をいただくことを意識し営業活動に取り組んでいました。

全社MVPを受賞。業務領域も広げ、事業や組織を牽引していく存在に

UZOUは、メディアに最適な広告や記事を出すことでユーザーの潜在的なニーズをすくいあげ、メディア訪問者に最適な体験を提供するビジネスです。メディア様にUZOUを導入いただくことで、広告収益の還元、回遊性向上などの価値提供はできるものの、導入していただいたら終わりというものではありません。導入してはじめて、定量的な指標の可視化、広告成果の分析が可能になり、メディア様が正しく解釈することができます。Supplyコンサルタントとして、導入いただくまでの信頼構築はもちろん、その後の分析、運用支援などを行うことでメディア様の力になれることに、やりがいを感じています。

どうすればメディア様の収益性が上がるかを常に考え、ご提案をしてきました。ただ、アドネットワークは広告の配信状況により収益性が上下します。調子が悪いときでも色々な手を尽くし改善に努めますが、どうしても他社さんに収益性において負けてしまうこともあります。UZOUの配信割合や配信位置を下げてもらうような提案をすることも、正直あります。これは営業マンとしてはイケてないのではないか、と思うこともありました(笑)ただ、自分がメディア側の経営者や担当者だったらどう判断するだろうという目線で成果に向き合ったとき、一番の最適解を提案できるコンサルタントでありたいと強く思っていました。

短期的な売上を作ることももちろん大事だとは思います。しかし、長期的な売上や信頼関係を築くことの方がもっと大事だと、いつも思っているんですよね。ITとかアドテクノロジーとか言ってますけど、仕事って要は人と人だと思っているので。そうやって、とにかくメディア様の成果に全力で向き合い続けた結果、個人の数字もついてきて全社総会で年間MVPをもらうことができました

正直、このMVPを取るまではずっときつくて(笑)営業成績を100%達成していても、なんか満足できなかったんです。入社してからずっとMVPを取ることは強く意識してました。今考えると、社会人6年目で異業界への転職という大きな決断を、自分自身で正当化したいという気持ちが心のどこかであったんだと思います。

受賞してからは、襟を正し、事業・組織を自分が引っ張っていかなければいけない、と向くベクトルが変わりました。周囲の評価だけではなく、自分自身の見える景色も変わったのを覚えています。

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全社総会でMVPを受賞したとき

営業として、お客様の声をプロダクトにフィードバックし、共に作り上げていく

メディア様と対峙する上で、不義理はしない、お客さんの課題解決に最適な提案をする、これだけは徹底してきました。
例えば、営業担当としてはUZOUを導入してもらいたいときだとしても、困っている課題に対しUZOUが解決策にならない場合、大変悔しいですがUZOUではなく競合の会社を勧めることもあります。

メディア様のお声はそのままにせず、メディアに必要な機能をUZOUが装備できていないことを、UZOUのプロダクトチームにフィードバックしていくのは営業の責任だと感じています。一営業担当者ではありながらも、事業やプロダクトを推進し、変えている感覚はあります。前職時代は、事業を自分が変えていけるものであると思っていませんでした。

また、UZOUはSpeeeのマーケティングインテリジェンス事業本部内に所属しているのですが、マーケティングDXを行っているというだけあって、社内に別業界のプロフェッショナルもたくさんいます。隣のデスクではクライアントの広告運用をしていたり、別のフロアではWebデータ分析をやっている部署があったり、声を上げれば各人のノウハウなども聞くことができる環境です。部署を超えてランチや飲み会などが頻繁に行われ(※執筆時現在は自粛制限中)フラットな横の繋がりがあります。ひしひしと伝わってくる意識の高さや、情報などは本当に刺激になります。

業界の変革期の中、UZOUや自分が目指す世界

UZOUは、一発ホームラン狙うような派手さはありませんが、業界やクライアントが本当に抱えている課題の本質に向き合って成長してきたプロダクトだと思います。業界の潮流、変わり目をとらえながら、業界No.1プロダクトとなるべくチーム一丸となって取り組んでいます。

現在、アドネットワーク業界は過渡期を迎え、ITP(Intelligent Tracking Prevention)やGoogleの3rd party cookie廃止といった動き、虚偽・誇大広告による社会問題など、業界が大きく変わる変革期がきてます。そんな中で様々なプラットフォームも乱立しており、マーケティングの情報格差によって収益も大きく変わってきてしまうのも事実です。

情報の質だけでなく、情報量も重要となる中、メディア様だけで様々な情報をキャッチアップをしながら戦略を練り、実行する難度は非常に高いため、Supplyコンサルタントとして適切な情報をインプットしながらメディア様と一緒に戦略や実行支援のサポートを行っていくことが重要だと思っています。

このような業界の変わり目に携われることはビジネスパーソンとして貴重な機会だと思いますし、業界や事業課題に対し思考し続け解決していくことができれば、個人としてもさらに大きく成長できると思っています。私たちが目指すメディア、広告主、ユーザーの三方良しの世界を実現することは簡単ではありませんが、決して諦めることなくチャレンジし続けたいですね。

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