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「失敗するために事業部長になりました」ーー入社1年半で新たな挑戦権を得たプレイングリーダーの信念とは

門田健

マーケティングインテリジェンス事業本部 Webアナリティクス事業部 事業部長 門田 健

明治大学卒。ウェディング業界の企業に、新卒一期生として入社。ウェディングプランナーとして結婚式運営の総合的なプランニング業務に従事した後、大手情報サイトや自社メデイアを活用したWeb集客やマーケティング業務を担う。2018年にSpeee入社。異業界からのジョインにも関わらず、2020年1月よりマーケティングインテリジェンス事業本部内にて、事業部長ポジションに最短抜擢される。現在は顧客の課題解決のパートナーとして奔走する傍ら、メンバー育成やマネジメント業務も行なっている。

「お客様を喜ばせるプロになりたい」ブライダルプロデュース企業へ

大学時代の居酒屋のアルバイト経験を経て、就活時には、漠然と飲食業界で働きたいと思っていました。小規模なチェーン居酒屋だったため常連さんと仲良くなることも多く、接客をすることが楽しくてやりがいもあり、当時は「目の前のお客様を喜ばせるプロになりたい」と考えていたんです。飲食業界は採用選考の進みが早いということもあり、大学3年生の1月という比較的早い段階で、実際に何社か内定もいただいていました。

ただ、そのタイミングで父親と話す機会があり「自分の存在価値が大きな仕事を選んだほうが良い」という話をされたんです。父親は一般企業で海外事業に携わっているのですが、「自分の介在価値や存在価値を高めると、門田さんがいなくて困る人が本当に困ってくれるよ」という言葉が印象的で、志望業界をサービス業界まで拡大した上で、再度進路を見直すことにしました。

そうした中で最終的に卒業後の進路として選んだのが、ブライダルプロデュース企業でした。結婚式という非常に高額な買い物を、ブライダルフェアなどのたった2-3時間で意思決定させるという人間力の底知れなさに、自身の存在価値をより高められる環境だと思ったこと、大手ブライダル企業であってもシェアは1-2%程度という群雄割拠の業界であったため、新しいものを生み出しやすい可能性のある市場だと感じたことが入社を決めた理由です。
また、その会社にとって新卒を初めて採るタイミングで、幹部候補生として受け入れられるという成長環境としても魅力的でした。

入社後はウェディングプランナーとして大阪の店舗に配属され、多くのお客様の結婚式プロデュースに従事しました。プランナーの仕事は、お客様の希望を叶えながら挙式当日という共通のゴールに向けて、最適なプランを立て、漏れなく段取りしながら、最大限のアウトプットを創り上げていくこと。なので、とにかく成果への強い執着が重要ですし、これを最初のキャリアとして経験できたのは非常に良かったと感じています。

また、やっていて一番嬉しかったのは、結婚式の一番最後に新郎新婦がゲストに向けて挨拶を終え、会場全体が拍手に包まれる瞬間ですね。自己満足ではありますが「この拍手は自分が作ったんだ…!」と感じ、お客様に喜んでもらえることは非常にやりがいがありました。

より広い視野でマーケティングの専門性を高めるべく、Speeeへジョイン

その後、プランナーとしての成果を認めていただき、新たに配属店舗のWeb集客業務を任せてもらうことになったんです。ブライダル情報サイトに出稿したり、ワーディングや見せ方などを適宜調整しつつ、店舗のKGIを達成させる施策に取り組むことに。情報サイト側の担当との定例会にも参加していたのですが、定性的な感覚で意思決定されることが多いブライダル業界において、自分がやっていることが「PV」や「UU」など、数字やデータになって返ってくることがとても新鮮で面白みを感じたんです。他の各店舗ごとに集客担当がいる中で、ダントツの知識量を誇るようになり、社内では「Web集客といえば門田」と言われるくらいにまでなったんですよね。

しかし、だんだんと自身の視野の狭さに危機感を覚えるようになりました。このままやっていても今の会社の数店舗、もっと広げていったとしてもブライダル業界内までしか広がっていかない。「Web集客」や「マーケティング」という領域で、もっと知見を高めていきたいと思い、転職を決意しました。

そんな中で出会ったのがSpeeeでした。選考過程において、事業責任者の塚田をはじめ、会う人会う人に非常に魅力を感じたのを覚えています。ブライダル企業時代、プランナー、キッチン、ホールサービスと大きく3職種ある中で、その関係性がうまくいっている店舗がなかなかなかったんです。その影響もあり、一緒に働く「人」は重視していたのですが、Speeeは受付での社員からの挨拶含めて非常に好印象で、こんな人達と働きたいと純粋に思えました。


門田健

行動量を担保、段階的に解像度を上げていくことで突破した"未経験"の壁

入社後は、すぐにコンサルタントの部署に配属されました。研修も並行して行ない、数ヶ月はクライアント訪問に同行させてもらいながら、研修課題にも取り組んでいました。
このときはとにかく無心で、粛々と目の前のことを一つ一つ進めていましたね。というのも、入社前に「絶対に驕るな」と、自分の中で決めていたんですよ。社会人歴はそこそこある中で決して慢心せず、ある意味開き直り、ゼロベースで吸収していこうと思っていたからこそ、変な不安や焦りはなく、一点集中できたのだと感じます。

とはいえ、やはり業界も商材も違うと、これまでできていたことができなくなる、そんな壁にいくつもぶち当たりました。
例えば、ウェディングプランナー時代は、相手の背景理解が得意な方だったんです。お客様から「両親への手紙を書きたい」と言われたら、ご両親に感謝の気持ちを伝えたいという背景があるのだろうと予測し、感謝を伝えるための他の手段も併せて幅広い提案をすることができました。経験値があると、ある程度の仮説が立てられるのですが、商材が違うと全く出てこないんですよね。
また、Speeeでは、クライアントの事業や経営に直結する本質的な課題解決のためのコンサルティングが必要で、深いドメイン知識やマーケティングリテラシーはもちろん、高レベルの仮説検証力や多くのステークホルダーを巻き込むプロジェクト推進能力も求められます。前職でWeb集客をやっていたとはいえ、それはWebマーケティング領域の中でも本当にかじった程度だったということにも改めて気付かされました。

当たり前のことですが、経験値はすぐには身につかない。なので、とにかく意識付けと行動量を増やすことに注力しました。オフィスで同僚に「そこのティッシュ取って」と言われたら、「鼻血?汗?何かこぼしたのか?」と瞬時に背景を想定したり、直接根掘り葉掘り聞いてみたり(笑)。背景を想定する意識をクセづけられるように、どんな場面でも考えまくっていましたね。

コンサルタントとして自走し始め、次のプレイヤーランクを目指そうというところでも、大きな壁に直面しました。Speeeでは、評価と連動したコンサルタント職能要件がランク形式で明確に定義されており、職能ランクを上げるためには試験合格が必要になります。職能要件は明確なので、できてないことや自身の課題はわかっていたのですが、その課題解決方法が全くわからず、糸口すら見えない状態が続きました。

少しずつもがいて前に進んでいるつもりでも、2ヶ月ほど経って振り返ってみると全く進んでいないことに気づき、「俺、止まってんな…」と。そこから、職能ランクアップの試験を何度も何度も、繰り返し受験することにしたんです。ただがむしゃらに受け続けるのではなく、数を重ねることで大量のフィードバックをもらい、それを次に活かし、少しずつ段階的に課題解決法の解像度を上げていくイメージですね。

当時の上長との1on1面談も重ね、事業部の中でも高難度の案件の担当など、自分の期待役割を少し上回るようなストレッチしたポジションにも挑戦する機会もいただき、ひたすらに小さなトライをし続けていった結果、職能試験にも合格することができました。


門田健

マネジメントという新たな領域へ。多くの失敗を経て、次の挑戦権を得たい

2020年1月、マーケティングインテリジェンス事業本部内での組織編成に併い、事業部長のポジションが新たに作られ、そのうちの1人として就任することになりました。

正直言うと、最初話をもらったときは"戸惑い"が先立ちました。入社してから1年半、がむしゃらに目の前のことに取り組んできたわけですが、自分自身、これまでの成果に満足しているわけでは決してなくて。周囲と比べてものすごい圧倒的な実績を上げたわけでもなく、社内で何か表彰されたこともまだなかったので、「え、なんで自分が?」と、驚いたのが事実です。

そんな中、事業責任者の塚田から「とにかくたくさん意思決定し、たくさん失敗してほしい」という言葉をもらったんです。たしかに、これまで自分がやってきたことといえば、ひたすらに行動量を積み重ねること。実際にこれまでも多くの失敗も経験してきました。この言葉を聞いて、もはや「失敗するために事業部長になった」と言っても過言ではないな、と(笑)。なので、今回は完全にポテンシャル抜擢だと捉えており、とにかく「かけてくれた期待に応えたい」という一心で、着任しました。

さらに、「組織」や「マネジメント」は、これまでの足を踏み入れたことのない未踏の領域。その難しさにも直面していますね。学生時代はずっとテニスをやっており、どちらかというと集団競技よりも個人競技が得意だったので、「チームや組織をより良くしていくには?」という視点で考えたこともなかったんです。多くを語る性格でもないので、どうやってリーダーシップをとっていけばいいのか…。正直手探り状態です。ただ、決して驕ったり慢心することなく、プレイングリーダーとして背中を見せながら組織を牽引していきたいと、今は思っています。

私の下には2人のマネージャーがいるのですが、この2人も新任のメンバーです。事業部全体としても若く優秀なメンバーが揃っているからこそ、全員が組織の主体者であるという当事者意識を持ち、チャレンジやアクションをどんどん起こしていってほしいなと。ただ自分の持ち場だけを守るのではなく、お互いが有機的に影響しあえる状態が理想ですし、そうやって、Speeeのマーケティングコンサルティングサービスとしてお客様への価値提供を最大化できる、恒常的に強い組織を作っていきたいですね。

上に立つということ、そしてマネジメントすることは、自分自身の影響範囲が乗算的に広がっていくことだと思っているので、その責任は改めて強く感じています。
ただ塚田の言葉通り、多くの意思決定の場面を経験し、その中でこれからもっと多くの失敗も重ねると思うんですが、そういう経験をした人が最短距離の成長曲線を描けるし、次の挑戦権を得られると私は信じているんですよね。
失敗や間違いを厭わず、アクションの手を止めない。そんな仲間と一緒に働いていきたいと思っていますし、自分自身もまだまだ伸びしろだらけだと自覚しているので、今後さらにメンバーやお客様からの信頼を集めていけるよう、今まで以上に貪欲に邁進していきたいと思います。


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